神楽坂で2011年から飲食店を経営しながら完全無農薬農業を始め、食を通じての体験や考えをまとめたブログです。食育インストラクターでもありオーガニックの普及に努める。国内では珍しいスコットランドの民族楽器バグパイプの奏者で全国のビールやウイスキーのイベントでの演奏も行う

畑の雑草について

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雑草と聞くとどんなことを想像しますか?僕は自分で畑を始め、4月末に定植が終わり、その後の天気が良く、そして雨も多く、心配をしていたことが露呈してきたというタイミングになりました。

今の僕にとって「雑草=厄介者」と立ち位置になっていますが、月に一度先生からの講義があり、そこで雑草についての話も出てきて自分の畑の写真を撮って見てもらって意見を頂きました。

そして自分でも雑草に関する書籍を購入し、勉強をする中で「雑草=厄介者」という一方方向からの見方だけではなく、そして取り組み方や考え方なども変化をしました。

雑草のスピード感

草むしり

農業を始めて5カ月、先月末に定植をした直後から雨が多くなり、晴れる日は暑いくらいの気温でした。普段は畑の有る栃木県小山ではなく、東京神楽坂で飲食店をやっています。そのなかでこのような天気が続き気になっていたのは「雑草」でした。なんとなく雨で水分が満たされ晴れて光合成ができて一気に雑草が広がりそうな気がしていました。

定植から10日ほど後のときは薄っすらと雑草が生えてきたという感じでした。しかし、先に書いたような天気後の1週間後は畝により変化があるものの目立って雑草の確認が取れるほどに成長をしていました。

定植直後
定植10日後
定植17日後

上に写真を時系列に並べました。左から定植後、中央が10日後、右が17日後です。これだけの変化が見て取れるのも面白いものです。実際に雑草が生えて来てから「どうしたものか?」と悩んで先生に相談をしました。定植後のときから雑草が生えてくるということは想定をしていましたが、実感はなかったというのが本音でした。

雑草が与える影響について

三つ葉

雑草と言っても、何が雑草で、どういう物のかが分からなかったためにネットで検索をしたり、雑草についての本を購入をして調べてみたところ、自分で考えていた以上に、その生息や特徴は色々なものがありました。もちろんですが畑にとって影響の悪い雑草があるのも確かですが、古代より生活の中で人間に親しまれてきた雑草というものもあるということが良く記載されていました。それらは「ドクダミ」「ハコベ」といった「薬草」として利用をされてきた雑草たちです。

自分の畑に生息をしている雑草の写真を撮り先生に見て頂いたところ、現段階で2種類の雑草が確認できました。一つはあまり問題の無い「シロザ」。そしてもう一つは少し厄介な「スギナ」です。

これらの雑草も植物だということです。地球の様々な地域で、その土地特有の植物が生息をするように、温度や光などの影響を受けて生育します。そして、農地の管理状況にも影響されて育ちます。つまり雑草の種類や生え方をしっかりと確認をすることで以下のようなことが分かります。

  • どのような土地環境なのか?
  • どのような農業がおこなわれていたか?

雑草を観察することで畑の土の状態から、過去のことも分かってしまうということです。

実際に生えていた雑草

1:シロザ

シロザ

上の写真は実際の僕の畑のものですが、この生えている雑草が「シロザ」です。シロザは「雑草の中の雑草」と言われるほどポピュラーな雑草です。もっと大きくなると草刈り機等で除去ができますが、定植をした生姜が発芽をしているとそうはいきません。今のうちに抜き取ったり、土寄せといって上に土をかぶせることが必要です。

2:スギナ

画像引用:バジリスト

実際の僕の写真では無いのですが、何枚か写真と動画を先生に送ったところ「スギナが生えている」と報告を受けました。このスギナですが、見た目は小さな針葉樹みたいな姿をしています。スギナは除去しないといけない!と言われ調べたところ別名があり納得をしました。その別名は「地獄草」と言います。なんだかヤバい気がしました。調べるとそのヤバさは、悲しいかな確信へと変わりました。

さらに、このスギナですが良く知っている植物だったということにも驚きました。その植物は「つくし」です。

シロザ=つくし

たしかに、針葉樹のような姿をしたシロザと一緒に生えています。スギナは春から夏にかけて増殖します。全国に広く分布していて、非常に強い生命力で防除が困難な雑草としても有名です。別名が地獄草ですから・・・

スギナはシダ植物の仲間でトクサ科の多年草(冬になっても枯れない雑草)。

春先に胞子茎(ツクシ)を伸ばし、胞子を飛ばすことで繁殖を行います。このスギナが畑にあるということは根を一面に伸ばしているということが考えられます。そのままにして成長をしてしまうと高さ30~60cm程になり一面を覆ってしまいます。

このスギナですが、駆除が難しいと言われる最大の理由が地下茎の生命力の強さにあります。地上部分に出ている部分は葉に相当し、 葉を刈り取っても本体である地下茎から葉を伸ばすだけで直ぐに再生してしまいます。それが故に防除が非常に難しい雑草とされています。

スギナに立ち向かう

スギナ

僕の畑は化学肥料等は一切使っていません。そして今後も使うことはありません。除草に関して調べていると、このスギナの生命力の強さと除去の難しさを痛感させられます。なので早急に対策が必要になります。

「スギナ」は「つくし」、胞子を飛ばしているはずなので、今後も目立って生えてくることが予想されます。なので今の段階で目にしたスギナは「抜く」ということが大切になってきます。さらに化学肥料を使っていない、使いませんが、定植前に何度も何度もプラソイラをかけて地中に酸素を多く取り入れる耕し方をしていました。団粒構造の畑にするためですが、これに関しては以前ブログに書いたのでリンクをしておきます。

そもそもなのですが、無農薬農業を始めたばかりで何も分からなくても先生の言う教えを自分で勉強し繰り返してきましたが、当初から言われてきたことがあります。

  • プラソイラで団粒構造にする
  • もみ殻ぼかしで微生物を増やす

このことで土壌改良がされます。そして結果以下の効果がみられるようになります。

この農法を続けていたら雑草も生えてこなくなる

言葉のままなのですが、つまり良い土になるということです。これまでの慣行農業であれば除草剤をはじめとする化学肥料の散布をして雑草を駆除します。その化学肥料は5年間は地中に残ると言われます。その影響はその土で育てられる作物にも影響はしているはずです。

日本の農業というのは決して安全なものではありません。世界一の農薬国です。農薬だけではありません。コンビニやファストフード等に見られる化学調味料や保存料など、人工的に作られた物質で均一した味付けを行い、通常では考えられない期間の保存に耐えれるようにしています。このコロナで消費者の心理は安全という方向に向き始めていますが、まだまだ他の先進国には追い着くには程遠いのが現状です。

土壌改良を行いながらスギナが出てきたら抜く、出てきたら抜く。ということを繰り返すことも大切ですね。しかし、やはり大切なことは「生えにくい土壌環境を作る」ということになると思います。

まとめ

もみ殻ぼかし

初めての雑草問題について先生に聞いたり、ネットで調べたり、本で調べたりしていますが、今まで考えなかったことを頭の中に入れ整理をしている状態です。

雑草により、その畑の状態まで分かってしまうものなんだというのは大きな発見というか、面白いなと思いました。日本の畑の多くは酸性土壌ということも知りました。そしてその原因の流れが非常に考え深いものでした。

  • 雨(雨水)には、空気中の二酸化炭素が溶け込んでいるため弱酸性になっている。
  • 日本は降雨量が多いため、土中のアルカリ分(石灰分)が流される。

非常に科学的な内容ですが、この原理を理解をしていないと根本的な対応ができないと先生から何度も何度も言われています。日本の慣行農法は安定収量のために農家さんも言われるがままに農薬を使い生育をして収穫をしてきました。草が生えたら化学肥料、生育時にも化学肥料、土壌改良にも化学肥料。これらは一時しのぎでしかないことは農業初心者の僕にでもハッキリと分かります。そして飲食業を長く仕事としてきた僕だから分かる部分もあります。

これらのことを踏まえ、酸性になるもう一つの原因は以下のようなものです。

  • 畑では化成肥料が多用される(硫安など硫黄を含む原料が多い)。

ただでさえ酸性に傾きやすい日本の畑の性質なのですが、そこへ更に自らの手で酸性へ向かわせている。とうことも分かりました。僕は無農薬で農業に取り組んでいます。無農薬ということを科学的な面でもしっかり考えて、再現性のあるの土壌改良をして行きます。

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