神楽坂で2011年にスコティッユパブ「ザ・ロイヤルスコッツマン」を開業しながら、2021年より無農薬農業を始め、食を通じての体験や考えをまとめたブログです。食育インストラクターでもありオーガニックの普及に努める。国内では珍しいスコットランドの民族楽器バグパイプ奏者で全国のビールやウイスキーのイベントでの演奏も行っています

記録しながら季節野菜も作ってみます。


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生姜の定植を4月中旬に終え、もう5月のゴールデンウィークに突入をしています。定植後は追肥のための作っている、もみ殻ぼかしの管理のためのすき返しや、資材の購入や今後の計画などを立てています。そしてすぐ近くに田んぼも借りているのですが、こちらの土壌改良のための除草を終えました。今後は緑肥を撒いたり本格化していきます。

そして、生姜を300kg定植をして、空いたスペースに季節の野菜を植え始めました。

生姜定植後の状況

生姜定植をした畑はメインの部分を生姜に使用をしましたが、一部分空いている部分もあります。端の畝であったり、デッドスペースであったり畝の前後であったり、ただ、前後の部分は今後、土寄せ中耕をするときに管理機を使いますが、管理機の方向転換などにも使う部分なので、さほど大きな面積での確保はできませんが、10畝分の幅があるのでそれなりに使えます。定植後の図はこのようになっています。

定植後の畑図

デッドスペースになっていた右下(農道の上)部分はトラクターや軽トラ、管理機などを止めておく必要スペース以外は季節野菜をウエススペースとして確保をしました。それ以外にも空きスペースがあり、この場所に植えるものは決まっているのでその準備をしています。

手前の空きスペース
左の畝は使いませんでした。

手前のスペース、奥のスペースともにそれなりにありますが、先に書いたように管理機の方向転換に必要なスペースの確保や潅水チューブを畝に張るので水を流すパイプ配置などもあるので、特に手前側は大きくは確保はできません。

これらの空きスペースは季節野菜を育てる勉強になるのでフル活用をします。

季節野菜を植えてみました

今回、なるべく多くの野菜に触れてみようと思い、少量を多品目で定植をしました。

季節野菜の定植

これらの野菜を同時に育てて行きます。苗木もものは2本とか少ないです。4本のものもありますが。これ以外にも既にハーブの種や他の野菜の種は準備しているので、順次植えて行きます。



トマトやナス、キュウリなどはツルが伸びて行きのでネットを張ったりしますが、今回の季節野菜の栽培で心がけているのことが2つあります。

  • きれいな畑の状態に管理をする
  • 収穫をする

当たり前の酔うかもしれませんが、この当たり前を繰り返すことで少しの変化でも気が付くような観察力が付いてきます

野菜を育てることで気にすること

生姜を育てていて、土であったり、水であったり、日当たりであったり、天気であったり、本当に様々なことを気にしながら週に3日ほど市貝の畑で管理をしています。特に気にしていることが2つあります。

店舗と畑のスケジューリング

カレンダー

僕の場合、飲食店もやっているので予約状況やイベントごと、月始めなのか終わりなのか、週頭なのか週末なのかでお客様の来店が変わってきます。そのことを考えながら月単位で大まかに畑に行く日と仕事内容を決めます。決めるときは1カ月の天気予報を始め3つの天気予報サイトを見比べて平均を取って作業内容をカレンダーに入れます。そして天気予報はあくまでも予報なので完ぺきではありません。晴れのはずが時間が経つにつれて雨になる可能性もあります。

その雨のときも何をするかを予定に入れておきます。そうしないと「天気が変わったから・・・」という理由で畑管理を疎かにしてしまいがちになります。ましてや片道3時間をかけて行くわけですから時間を無駄にすることはできません。なので、雨の場合に備えてやるべき仕事を確保しておきます。もみ殻ぼかしであったり、資材の購入、小屋の掃除や在庫確認などです。準備をしていないと何も出来ませんが、その準備の前段階の下準備、料理で言えば「仕込み」に当たる部分を考えながらスケジュールを立てます。

記録を付ける

これは初年度から欠かさずやっていることです。生育の状況、天気、気温、湿度などメモ書きするものもあれば、写真を撮っておくもの、場合によっては動画で残しておきます。僕はこれをクラウドに残るように記録をしています。でも今年はこれまでと違う方法で取り組みことにしました。スマホのアプリで管理をすることです。アプリにした理由は、農業のスタッフが増えたときにも簡単にできるし、僕が神楽坂にいてもその日の進行具合が分かるからです。

圃場を確定
日誌
天気や気温など自動入力
メモや写真もアップできる

どうでしょ!? メモ感覚で使えるし便利なんです。仕事のカテゴリーなど、例えば「耕運」「肥料」「定植」など大きなカテゴリーは事前に登録をしておくことでプルタブをタップして選択をするだけ。これなら誰でも簡単に日誌が付けられます。気が付いたことや残しておくことはメモとして残し、その日の写真なども取ってアップロードをしておけ波十分すぎるくらいの作業日誌が付けられます。これがスマホひとつで簡単に出来きるということに驚きです。

農業は感覚でやってる人がほとんどだと思います。特に僕の場合はまだまだ分からない部分が多くあり、記録をすることで過去に戻って調べることができて、そのときとの比較を知ることが出来る大切なツールなんです。日誌を見ることで何が悪かったかという原因を探ることが容易になります。科学的なアプローチが多い農業です。記録は宝同然のものです。

生姜の記録だけでなく、他の野菜の記録にも役立ちます!

記録は資源

記録

記録はそのときの業務や思ったことなどを書き込んでおくことですが、とっても大切なことです。先にも書きましたが僕はまだまだ農業経験が少ないので過去の記録を見て、今の状態などを見比べて、良いのか悪いのかを判断しています。悪い場合は何が原因なのかを見つけるのも過去の記録と今の記録を見比べることで分かるものもあります。そういう意味で記録を残しておくということが大切です。過去の記録は資源として自分の役に立ちます。

僕はレストランで仕事を始めたころ、いつもメモ帳をポケットに入れていました。見えるとこではなかなか書き込めなかったのでトイレに行ったとき、倉庫に行ったときに書き込んでいました。それを家に帰って別のノートに書き直しをして見直し感じるということをしていました。

今はパソコンでの記録というよりもタブレットやスマホでアプリで管理することや、クラウド上で管理をすることの方が多くなっています。なので何でもアップロードをしたり保存をしたりすることが簡単になったのでメモをした記録をしたと満足をしてしまうことも多くなったと感じています。それではただの作業になってしまい意味が無くなってしまいます。

記録は自分を守ってくれるものでもあるので、書いたあとこそデータとして見直し管理をすることが大切です。

温暖化で気温が高くなっています。今年は桜も10日も早く咲きました。様々な状況を記録管理をして役に立つ資源として記録を取っていきたいです。

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