Life is Cooking for Kitchen Boys

畑の土を団粒構造にして好気性微生物を増やす

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畝(うね)というものを知ってはいましたが、まさか自分が作るとは思ってもいませんでした。

この畝を作ることもそうですが、農業に関する仕事は全てが初めて、肥料作りは2月から始まり3月上旬に完成し、畑に撒いて時間をつくりトラクターで耕すことを1カ月ほど続け土づくりに専念をしていました。

農業を始めて4カ月。まだまだ勉強不足ですが、自分が勉強をし理解をして、取組んできたことを記録していきます。

野菜の根っこの寝床になる土の良し悪し

荒く耕した畑

ショウガを植えるのですが、種を土に植えます。その土づくりのために2月から化学薬品は使わずに肥料作りをはじめ、1カ月ほどかけて発酵をさせながら完成をさせました。その肥料が完成する1カ月の間はトラクターでひたすら畑を耕しました。

ただ、耕すのではなく土を深くから掘り起こし、団粒構造の畑を作っていきます。

どのような土の状態かをイメージしやすいように図を作りました。

土の構造

図の右側の団粒構造をもつ畑作りを行っていました。ここで少し学んでいたときに驚いたことがありました。僕自身は土の良し悪しが畑を決めると思っていました。しかし先生からは微生物が住んでいる土、しかも好気性微生物を土に増やすこと。それが良い土であるということを教えて頂きました。

微生物について

もみ殻ぼかし

農薬・化学肥料による悪循環

土壌中に存在する微生物はたくさんの種類が存在し、複合的にバランス良く活動しています。
その中でも僕が教えてもらっている農法では好気性微生物を土の中に増やしていく無農薬農法です。

これまで一般的に行われてきた慣行農業は、食べるに食べることの出来なかった時代を経て、化学肥料を常時活用し農作物の収量を安定させ食糧確保という非常に重要なことに貢献をしてきました。

収量を安定し、農作物を安定供給する手段でもあった慣行農法。しかし、ここに大きな間違いがありました。化学肥料を大量に使用することで土壌環境が悪化するという弊害を生み出し続けて来てしまったわけです。これはコロナ禍の2021年も同じことが続いています。

コロナ禍で大きく食生活のありようが変わりました。食の安全をこれまで以上に気にする方も増え、どのような栽培方法で育てられているのかという疑問を抱く消費者も非常に増えました。僕も飲食店を経営し10年目を迎え、やはりこのコロナ禍で食に関して考えることが多く、同じように食の安全をこれまで以上に考えるようになりました。

この化学肥料の使用が進行すると土壌の団粒構造も崩れていき、土壌の酸性化あるいはアルカリ化になります。土壌PHの極端な偏りは農作物のミネラル吸収を悪くします。結果、農作物は軟弱体質になってしまいます。作物が軟弱体質になることで、今度は病気や虫害の多発を招きます。病気や害虫を止めるために農薬の多用へとつながります。

この一連の悪循環により、土壌環境のどんどん悪化をし、病原菌が増え様々な土壌病害が起こります。

好気性微生物と嫌気性微生物

好気性微生物と嫌気性微生物

今回も分かりやすいように図を作成しました。

僕の畑には好気性微生物を意図的に土に増やすことをしています。これまでに説明をした団粒構造、以前このブログにも書いた「もみ殻ぼかし」が大きな役目をしています。

  • 土を柔らかくする
  • 根の隙間に好気性微生物が繁殖
  • 好気性微生物の活動で栄養が豊富になり、根はその栄養を吸収できる
  • 農作物の発芽促進
  • 農作物の発根促進

気が付いてしまいました・・・もみがらぼかしについて前半しか書いていませんでした。完成までの後半も書きます。

まとめ

プラソイラ後の畑

「農業は科学である」

僕はまだまだ分からないことが非常に多くあります。しかし先生について農業を学ぶ上で畑の出の農作業以外に、微生物のことや土の構造など、その根拠となることを勉強をすることが多くなりました。

料理も温度や湿度などが関係をするように、もみがらぼかしの発酵の経験を経て、科学だということを実感しました。

これまで慣行農業は収量の安定のために化学肥料を使い行われてきました。使用をすることで、どんな作用を引き起こすのかということを農家さん自身も調べてこなかった。周りも同じだから自分もそうするというような状況だったのではないかと僕は思っています。

耕し方、酵素や微生物など、農業を始めるにあたりこのようなことを一番最初に何度も何度も言われるとは思いもしませんでした。しかし、それこそが大切なことなんだと今はハッキリと言えます。

原因があるから結果になって現れます。やり方が悪ければ悪い結果になります。これはどんな業種にも、私生活などにも言えることです。僕は料理人ですがパティスリーにも非常に興味がりお菓子を良く作りますが、パイ生地を作るにも温度、時間が非常に大切な要因になります。練りすぎてはサックリしたパイ生地にはなりません。練ることでグルテンが出てしまうからなんです。さらに生地は手早く冷たい状態で完成させることもポイントです。手の熱で記事が温まってしまうことでバターも溶け出し、同じようにグルテンが出てしまいます。このような経験があるので農業の科学についても素直に頭の中に入ってきました。

そして自分で試してみることでしか結果を得ることはできない

この結果が同じになるように試行錯誤を繰り返す。これが成功法則の習得への最短の道のりです。何度も何度も繰り返すことで頭や体だけでなく、感覚として身に付いてきます。基本を忠実に行い理解をすること。
農業は化学です!

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