間もなく生姜の定植の時期なのですが、まだ畑が確定せずに困ったものだ・・・と、畑を探しています!!
昨年収穫をした生姜は今年の定植のために保管をしていましたが、倉庫からケースごとで取り寄せて少量ですが加工品として、ケーキやクッキー、ジャムを作り提供をしていました。そして今回、少し多め量をパウダーとシロップに加工をしました。約190kgほどの生姜1週間以上かけて全て1人で手洗いで土を落とし、掃除をして乾燥と・・・このコロナ禍の最中、まん防だったから出来たような至難の業です!サムネイル画像は全て洗い終わったときのときのもので、やってやったぞ!感を出しました。(笑)
今回はECショップに登場する商品を軽く説明していきます。商品の各ページにはそれぞれ詳しく書いていますが、ブログでもそれぞれの商品のことは書いて行こうと思います。
ジンジャーパウダーは非常に濃いです!スーパーで一般的に販売されているものとは比べものにならないほど生姜を感じることが出来ます。少量でも十分に生姜の辛さや爽やかさを感じることが出来ます。
生姜は身体をポカポカと温めてくれます。しかし生状態ですと発汗作用により体内温度は低下をします。しかし、一度過熱をして乾燥をさせてあげると成分が変化し体内から持続的に温めてくれる成分に変化をします。特に蒸してあげるとその成分が効率的に上昇をすることが確認されていますので、このジンジャーパウダーも蒸してから乾燥し粉砕をしてパウダーにしています。
その成分はショウガオールと言いますが、免疫力アップや血液をサラサラにしたり、冷え性の改善に良いということは一般的に知られていますが、体内から持続的に温めることで基礎代謝も上がりダイエットにも効果的です。
こちらも同じ生姜を使用して作りました。スライスをして無添加のてんさい糖を加えしばらく置いておくと生姜から水分が出てきます。水分を加え丸ごと知り下ろしのレモンを加え煮込みます。裏ごしをしてシロップを抽出しています。
このシロップをソーダで割るとジンジャーエールにもなります。牛乳やヨーグルト、お茶に食われても美味しく召し上がれます。生姜の辛さとの爽やかさにレモンのスッキリが丁度良く仕上がっています。
スコッツマンという名前なのでボトルもウイスキーなどを詰めて持ち歩くスキットル型にしました。ラベルもどことなくイギリスを感じれるようにフォントやデザインは、ウイスキーやジャムの瓶を参考にしました。
生姜は入っていませんがマーマレードも季節ごとの柑橘を使い作って行こうと思い、今回は八朔(はっさく)で作りました。この八朔はあの『フィッシュ&チップ』の本でも有名な栢木さんの柑橘農園の八朔です。
栢木さんのご実家は柑橘を色々と育てているのですが、相談をさせて頂いた頃は八朔のシーズンなのでお願いをしました。しかもジャムに合うようにと規格サイズの中で一番小さいものを手作業で選んでいただきました。小さいものは皮も厚めで苦みもしっかりあります。
このマーマレードにはウイスキーも加えて仕上げています。加えたウイスキーですが、今回はイチローズモルトのホワイトラベルです。このウイスキーも柑橘の香りがする特徴がるので相乗効果があります。イギリスにはカテゴリー分けで切るほど種類が多くありますが、日本ではマーマレーと言えば、黄金色に近いマーマレードが多いです。使う柑橘の種類だったり、加えるもので色々と変化をするのがマーマ―レードの楽しさでもあります。
『マーマレードの苦さが・・・ちょっと苦手・・・』という方も多くいますが、このマーマレードは意図的に苦さを前面に出して作っています。苦いです。でも美味いです!
ジンジャージャムも本当に少しだけ譲位しました。今回はパウダーとシロップを多く作ったので、また次回作ります。そしてクリスマスには欠かすことのできない英国菓子ミンスパイ、その中の具材がミンスミートなのですが日間かけてじっくり作ったものを瓶詰めにしました。これはちょっと贅沢品だなという複雑な甘さと酸味、スパイス感を持っています。ミンスミートもパンに直接乗せたり、ヨーグルトと一予に食べたりしても美味しいです。
以前はお料理なども作って販売をしていましたが、今後はお菓子やジャムなど生姜を使った商品がメインになります。やはり自分で育てた生姜を自分で加工、販売をしていくという流れを今後は大きくして行こうと考えています。生産、加工、販売、流通、すべてを自社で行うことを六次産業化と言いますが、多くの農家さんがなかなか手が出せない部分です。理由は出口が農協しかないことです。スコッツマンは小さなお店ですが、自分たちでそのような流れを起こすことで、他の農家さんにも『こんなことが出来るんだよ!』ということを一緒に考えて発展をして行こうと考えているからです。知り合いになった農家さんの商品を販売するのも面白いと思います。コラボ商品ですね!
畑のある地域に飲食店を持ったり、加工場を持ったりするようになれば、地域のコミュニケーションが生まれます。そうすれば顔と顔を合わせ直接話すことが出来る機会が増えるので、地域で何かとんでもないことが出来る可能性がアップします。農業は作物を育てるのが仕事ではなく『人と人と繋げる』という部分もあります。それでいて作物を育てるという人間の生命維持に必要な役割もあります。農業ってカッコイイって思ってもらえるような取り組みをこれからして行こうと計画をしています。
まずは・・・畑の拡張は早い段階で!!!